おうちづくり

【施工例あり】ペニンシュラキッチンで後悔しないためのポイントを紹介

【施工例あり】ペニンシュラキッチンで後悔しないためのポイントを紹介


家づくりやリフォームの際、キッチンの形は迷う一つではないでしょうか。

その中でも、我が家で取り入れた「ペニンシュラキッチン」を解説していきます。

・ペニンシュラキッチンって何?

・メリットデメリットが知りたい

・きれいは保てる?

moa

こんなお悩みを解決します

今流行りの、とてもおしゃれでカッコ良い「ペニンシュラキッチン」

でも、実際使ってみてどうなのかとても気になりますよね。

記事の内容

・ペニンシュラキッチンの特徴
・メリットデメリット
・後悔しないための対策
・我が家の施工例

では、順番にしっかりと解説していきます。

ペニンシュラキッチンとは

木目調のペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンとは、キッチン本体のどちらか一方が壁に接している対面キッチンのことをいいます。


ペニンシュラ=「半島」とう意味で、カウンターが半島のように突き出した形が印象的です。

よく比較されるのがアイランドキッチンで、こちらは左右壁がなく、完全にキッチンが独立しているタイプです。

今回はアイランドキッチンと比較も取り入れながら、詳しくお伝えしていきますね。

ペニンシュラキッチンのメリットデメリット

ペニンシュラキッチンのメリット

ペニンシュラキッチンのメリットを4つご紹介します。

メリット

・開放感がある
・コミュニケーションが取りやすい
・アイランドキッチンより場所を取らない
・アイランドキッチンに比べて油はねが少ない

開放感がある

開放感があるペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンは、吊り戸棚や前に壁がないので、とても開放感が生まれます。

ダイニングと同じ空間にあるので、部屋が広く見える効果もありますよ。

キッチンを広く見せる工夫はこちらから。

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コミュニケーションが取りやすい

ペニンシュラキッチンで、親子がコミュニケーションを取っている

出典:sala

ペニンシュラキッチンは対面型なので、調理しながらでも部屋が見渡せ、コミュニケーションが取りやすいのも特徴です。

キッチン前に椅子をおけば、写真のように勉強机としても使用できたり、またハイカウンターとしても使えますね。

まだ子供が小さくてなかなか目を離せないご家庭にもおすすめです。

アイランドキッチンより場所を取らない

ペニンシュラキッチンは、片方を壁につけているので、アイランドキッチンよりも場所を取りません。

設計で言うと、1、2畳節約することができますよ。

アイランドキッチンに比べて油はねが少ない

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンは、コンロの横はすぐ壁になっているので、油はねは起きにくいです。

コンロ付近の壁は、通常の壁紙ではなく、お手入れしやすい専用のシートを選ぶようにしましょう。

また、どうしても油はねや水はねが気になる方は、壁を付けることもできます。

立ち上がり壁のあるペニンシュラキッチン

このように、少し壁を上げたり、コンロの前だけ壁を付けるなど工夫できるのも嬉しいですね。

ペニンシュラキッチンのデメリット

ペニンシュラキッチンのデメリットは3つあります。

デメリット

・キッチンが丸見え
・匂いが部屋に広がりやすい
・収納スペースの確保が必要

キッチンが丸見え

ペニンシュラキッチンは、開放感があるのがメリットですが、同時に丸見えになってしまうというデメリットにも繋がります。

来客が多い家などは、片付けが必要になるかもしれませんね。


我が家も初めてのペニンシュラキッチンでう最初は不安でした。

ただ、慣れてしまえば片付ける癖ができるので、以前よりもきれいに保つことが出来ました。

匂いが部屋に広がりやすい

対面キッチンなどは、遮る壁がないので、どうしても匂いが部屋に広がりやすいです。

気になる方は、小窓をたくさんつけて換気しながら調理をするなど、工夫することをおすすめします。

収納スペースの確保が必要

収納がたくさんあるペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンには吊り戸棚がついていないので、少し不安な方も多いようです。

収納豊富なキッチンや、背面収納を活用することをおすすめします。

大家族やストックを多めに用意されているご家庭は、パントリーなんかも設置すると十分補えますね。

ペニンシュラキッチンの後悔しないための対策

後悔しないための対策

ペニンシュラキッチンを取り入れるか迷われている方から、こんな声があります。

・油はねは防げる?
・きれいは保てる?

私も、設置する前はこの2つが特に気になりました。

対策があるので是非検討してみてください。

油はねが防げるオイルガード

油はねを防ぐガラス製のオイルガード

オイルガードとは、コンロの油が飛ばないように防ぐガラス製のパーテーションのことです。

タイプは3つ。

オイルガードの種類

【ウォールタイプ】
→天板から天井まであり、壁のように大きい

【固定式ディバイダー】
→写真のように、背は低めで天板に固定されている

【可動式ディバイダー】
→固定されておらず、移動できるタイプ

ウォールタイプは、よく飲食店にみられるタイプ。

油はねは完全に防いでくれますが、ガラスの掃除がとても大変です。

可動式ディバイダーは、強化ガラスではありますが、誤って床に落ちたり、お子さんが怪我する恐れもあるのであまりおすすめしません。


よって、固定式ディバイダーが一番のおすすめです。

選ばれるキッチンメーカーによっても変わると思いますが、是非参考してみてください。

きれいは保てる?

清潔感のあるキッチン

ペニンシュラキッチンは、開放感がある代わりにキッチンは丸見え。

調味料や調理器具など片付けないと、、と不安になってしまいますよね。

カウンターには、あまり物を置き過ぎると生活感が出てしまうので、基本的にはキッチン収納にしまうことをおすすめします。

moa

私も以前は、調味料などコンロの横に置いてましたが、慣れれば片付けても効率よく調理できますよ。

では実際に、どんな風にペニンシュラキッチンを使用しているのか、我が家のキッチンをご紹介します。

我が家のペニンシュラキッチン

我が家のペニンシュラキッチン

我が家はウッドワンのペニンシュラキッチンです。

特に片付けず、いつも通りの生活感のある我が家のキッチンの様子です。


最初は、正直きれいに保てる自信がなかったので、コンロ側だけでも前に壁を付けるかとても悩みました。

結果的には、壁なしのペニンシュラキッチンで正解でした。

やはり、開放感があるペニンシュラキッチンが最大の魅力ですね。

導入前のポイント

・事前に収納方法をイメージしておく
・カウンターに出す物は、シンプルに

これがとても大事です。

事前に収納方法をイメージしておく

もし、今調味料などたくさん出しておられれば、キッチン収納などに片付ける必要が出てくると思います。

その際、キッチンの形だけではなく、収納もしっかりみましょう。


ショールームやカタログで、自分が今カウンターに出している物をどう片付けるのかイメージしておきましょう。

すると、導入後もカウンターをきれいに保つことができますよ。

カウンターに出す物は、シンプルに

カウンターに何も置かないのが理想ではありますが、正直難しいかなと感じます。

生活しやすいように、我が家ではこの5点は常に置いています。

・食用油
・食器洗い用洗剤
・ハンドソープ
・アルコール
・生ゴミホルダー

カウンターに出す物をシンプルにすることで、きれいに保つことができますよ。

詰め替えてある食用油

サラダ油、オリーブオイル、ごま油をコンロの横に置いています。

インスタでも話題のオイルボトルは、どれもオイル漏れは1度もしたことないので、とても優秀ですよ。

ソープディスペンサー、アルコール、食器洗い洗剤の詰め替え容器、生ゴミホルダー

左から順番に紹介します。

ソープディスペンサー

自動で出てくる、泡ハンドソープです。

市販の泡ハンドソープを入れ、手をかざすだけで出てくるので清潔でとても便利です。

※Amazon以外は高いので、ご注意ください

アルコール

キッチンアルコールの中では、とても有名ですよね。

アルコール77%で、食品にもかけられる安全性が嬉しいです。

容器がおしゃれなので、そのまま使用しています。

※コロナの影響で価格が高騰している場合があります

食器洗い用洗剤の詰め替え容器

生活感が出ないように、洗剤も容器に詰め替えています。

こちらはsarasa designのスクイーズボトルです。

色も全4色あり、インテリアにも合わせやすいですよ。

生ゴミホルダー

山崎実業の生ゴミホルダーとBOSの匂わない袋Sを使用して、キッチンに置いています。

使い終わった夜は、ホルダーが片付けられるので便利ですよ。

BOSについてはこちらもどうぞ

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まとめ

ペニンシュラキッチンについてまとめます。

ペニンシュラキッチンのまとめ

・開放感があり、部屋が広く見える
・コミュニケーションが取りやすい
・油はねはオイルガードで防げる
・収納スペースの確保が必要
・きれいは保てる

やはり壁がなく開放感があるキッチンは素敵です。

ペニンシュラキッチンを迷われていた方も、少しでも気持ちが前向きになれば嬉しいです。

皆さんのキッチンが素敵な空間になりますように。

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